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どうして、光によって、くつろいだり、癒されたりするのでしょうか

まず、この3枚の場所や風景は、見た瞬間から癒されたり穏やかになったり、くつろぎを感じますよね?
これは、私たち人間の体内時計と大きく関係していて、知覚中枢神経にデータとしてインプットされている光の情報があります。その情報に基づいてある“光”を見た瞬間に体が反応するわけです。そのインプットされている情報というのが、自然界の光のリズムなのです。
それでは、自然界のリズムってどんなもの?というと、下の図でわかる通り原始からの人間の生活リズムと太陽の光の関係なのです。

人類が白熱ランプや蛍光灯といった人工照明を手にするまでは、太陽と月と火が照明(灯り)だった訳です。しかも何十万年の間、照明はそれだけで、ごく最近(約150年前)人工照明を使い始めたばかりなのです。たった150年位では、動物としての光の遺伝子情報は、まだまだ消えていない訳です。
朝(明るく)になれば活動し、夜(暗く)になれば、眠くなる
朝日で力がみなぎり、昼間の太陽の光で活動的になり、夕焼けを見たら黄昏(たそがれ)、焚き火やロウソクの火に集い、その後に眠る。これが自然界での光のリズムなのです。それが自然の摂理だからです。
だから、昼間の自然界の光の環境では活動的になり、夕焼けに近い環境の中ではくつろぎ、行灯(あんどん)やロウソクの火をみれば穏やかになり、眠気が来るわけです。医学的には、白くて強い光でβ波が脳から出ます。逆に、赤っぽくて暗めの光でα波が出ます。
特に、白熱ランプで少し暗めの空間に入れば、メラトニンという副腎髄質ホルモンが多く分泌され、身体の全ての機能が休止状態になります。(要するに、ダラッとして眠くなる)これらの事を考慮して照明環境を考えれば、くつろぎの演出も活動的な空間設定も理にかなった、照明プランが出来上がります。

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