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トップへ » » 第6回 「謎の不気味屋敷のお値段とは!?」の巻
担当さんっ! 本当に何だったんですか、あの全力雨戸開けでかいた汗は。
そのあと閉めるのも大変だったじゃないですか……。しかも、「どうせ家は壊すからいいんですけど」って、それどういう意味スか~!?すると担当さんがひとこと。
「あ、これは古家つき物件なんで」
……古家つき……そっか、そういうことかぁ~~~!!!!!
頭ではその言葉はわかっていたつもりだったけれど、実際に物件に出会ってみて、初めて理解した!
古家つき物件というのは、要するにどういうものかというと……ほとんどの場合は「古家(建屋)」には資産価値はなく
(日本の場合、建物は築25年~30年程度でおおよそ資産価値ゼロに近くなるので)、その一方で資産価値が変わりにくいのは土地。
この場合も古家は取り壊す前提で、「土地の値段」として古家つきの物件を売り出していたということだった。
そこで、担当さんがおもむろに取り出してきたのは「チラシ」。
やっぱり。「古家つき土地物件・3150万円」と書かれていた。
「なるほど、これは土地のお値段ということですか~。ということは古家取り壊し代、200万くらいは安くなりますかね?」
(そうすれば、2000万台で土地が手に入ることになる……とちょっとふっかけ気味に聞いてみた^^;)
「え……と、ですね。それは、売主様と相談になりますが~……そのお値段なら確約ということでお話を進めてよろしいですか?」
て、展開早っ!
しかし、切り返しとしては、この営業さんなかなか……!
そして、また攻防はつづく……(笑)。
「担当さん、この古家まだ住めそうじゃないですか。逆にちょっとノスタルジックな感じで、リフォームしたらイイ感じになるかも?」
「いや!それはオススメしませんよっ。リフォーム代も水周りなどで、かなりかかりますし。
……それにリフォームですと、ウチではお役に立てませんので、もったいないですよ」
あ、今ちょっと本音でた?
担当さん、たぶんこの土地を売って、そこに自社の家を建てさせたいんだな~。
この土地の値段も、その分を見込んでつけている可能性大……かな?
まぁ、担当さんの思惑は別としても、この古家は実際リフォームするには骨が折れそうだった。
水周りよりも何よりも、気になったのは「耐震補強」。この古家は築40年が経っていた。
ということは、建築基準法の耐震基準が現在のものに変わったのが1971年だから……今の耐震基準にはレベルが達していないということ。
関東周辺での大地震が心配される今、安全に住もうとおもったら、耐震補強をしなければならない。それにも相当なお金が掛かる。
そんなわけで、リフォームのことは話半分だったのだが、実物を見て勉強になったな~!と改めて思わされた現場だった。
「担当さん、案内ありがとうございました。今日勉強したことを踏まえて、これからのことをゆっくり考えてみたいと思いますので」
そう話をして、この日は帰宅。
ゆっくり考えてみたいと思いますので……、もちろんそれは詭弁だった!!!
さて、このあと夫婦がとった行動とは~!?
次回は、「そうと決まれば、土地探しだぜ!ばばばばん(仮)(いや、ちゃんとしたタイトル考えます・笑)」
ようやく家づくりの話に向かってきた本連載! 次回も請うご期待デスッ。

画文家:たかぎりょうこ
住宅分野を専門とするライター&イラストレーター。
住宅雑誌、建築専門雑誌などで多数執筆。日本と中国で計10回以上の住みかえを経験してきたが、2005年冬、ついに自宅が完成。
HPでも日常のコミックエッセイ連載中。
⇒http://www.takagiryoko.com/
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